小豆島吉田 岩登り


2016年11月24日~27日 小豆島吉田 岩登り

毎年この時期に会長が企画してくださる小豆島での岩登り例会に、やっと参加することができた。キャンプ場に着くと、真っ青な空を背景にいくつもの岩峰が見える。初日は、ベースとなるテントを設営後、歩いてすぐの吉田の岩場で岩登りを楽しんだ。易しいルートではリードの練習、難しいスラブやムーブの必要なルートはTRを張って練習をした。翌日、神戸の某山岳会が島入りすると聞いて、早朝キャンプ場を発ち、N氏と拇(親指)岳へ向かった。
車窓から見る拇岳は親指を立てたように空に向かって突きあがり、正面壁は垂直の絶壁!こんな絶壁登れるの?と不安が募る。取り付き地点で、私たちの前に某山岳ガイドのパーティー3人が先行、港から直行してきたとみられる某山岳会のメンバー、2パーティー5人が後ろについた。通称“赤いクラック”と呼ばれる一般ルートの人気の高さが伺えた。1ピッチ目は、このルートの由来となっている赤い右に斜上した柱状摂理のクラックを登る。ピッチを上げるごとに高度感と威圧感が増してくる。振り返ると、朝日に照らされた海がキラキラ輝いて見える。「気持ちいい~!けど怖~い!」。セカンドとは言え、なかなかスムーズに登れず自分の力不足を痛感する。A0(クイックドローを手で掴んで力づくで登ること)ありアブミありで、がむしゃらに登った。途中、大休憩をはさんで14時過ぎに頂上の終了点に到着。ザイルパートナーを務めてくれたN氏と固い握手を交わした。達成感と安堵感が入り混じっていた。
 今回、例会を企画してくださった坂元会長には、食材の購入から下準備や搬入・搬出と後片づけ、また岩場でのご指導に至るまで、本当にお世話になりました。この場を借りて心より御礼申し上げます。寄せ鍋やおでん、美酒に舌鼓を打ちながら、快適なテントの中で皆さんと山談義ができたこと、素晴らしい思い出となりました。ありがとうございました。 (I)

毎年小豆島で行われる岩例会に一度は参加してみたいと思っていた。今年こそと決心し申し込んだものの、参加者は私以外、皆、岩のベテラン。「どうしよう!」と思ったが、とにかく迷惑をかけないように頑張るしかない。
25日(金)、朝7時小豆島着。吉田のオートキャンプ場は少し小高い所にあり、遠くに海が見え、テント場は全面芝生。炊事場、トイレもきれいで、目の前の管理棟には温泉もある。しかも岩場まで歩いてすぐという、この上ない立地条件である。
この日は貸し切り状態で、一番良い場所にテントとタープを張る。会長持参の大きなタープと自作のテーブルのおかげで、まるでリビングのような快適な空間ができた。
朝食&コーヒーの後、ビギナーズロックで練習。久しぶりに触れる自然の岩に緊張しつつもワクワク、ドキドキ。トップロープやマルチで登る練習をさせてもらう。夕方までしっかり練習した後、夕食は寄せ鍋。お酒やつまみも出ておしゃべりに花が咲く。
 26日(土)朝、親指岩に一番乗りをめざす二人を見送った後、夕食のおでんの仕込みをする。とは言っても、リーダーが下ごしらえしてきてくれた材料を鍋に入れるだけ(すみません)。そのうち神戸の某山岳団体が来て、キャンプ場がにぎやかになった。ビギナーズロックの下はすでにいっぱいで、上部へ移動。ハングのあるルートをセカンドで登らせてもらうがなかなか乗っ越せず、数回トライしてやっと上へ。力と技術のなさを痛感。その後、一番簡単なルートでリード練習させてもらったり、少し難しいルートで何度も練習したり、この日も充実した練習内容だった。
 最終日は朝からあいにくの雨。他のグループが早々とテント撤収する中、私たちは壁(幕)もある広いタープの中で、コーヒーを飲みながらゆっくり山談義。昼食後、小雨になったタイミングでテント撤収。道の駅「オリーブ公園」に寄り、買い物。16時前に乗船し、神戸着19時。
この度、リーダーには初心者の練習にずっとつき合ってくださった上、様々な準備・後始末まで本当にお世話になりました。そして、一緒に練習させてもらい、いろいろな話を聞かせて頂いたお二人にも本当に感謝です。ありがとうございました。    (K)


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