みたらい渓谷


2016年11月20日 みたらい渓谷

紅葉の季節、行楽客が多いことが予想され、申込み制としました。奈良交通の配慮もあり、趣味登は同じ直通バス(増便)に乗車でき、移動時間の短縮になりました。曇ってはいましたが雨は幸い降らず、紅葉を楽しんでいただけたと思います。今回は、Sさんに感想文を書いていただきました。(M)
京都から近鉄に乗り2時間で下市口に到着。ここからバスに1時間乗り、天川川合で下車。
ずいぶん遠くまで来た。空は曇っているが、何とか雨はもちそう。バス停から少し歩くと5人限定のつり橋があり、清流と大きな岩を下に見ながら少々スリルを味わいつつ渡る。車道を20分程歩くと「みたらい遊歩道口」と記されたゲートがありこれをくぐり抜けて山道に入る。左手に渓流の音を聞きながら、美しい黄葉を残した木々や対岸の山肌の紅葉を眺めながら歩く。ある所でどこからともなく甘い香りがしてきた。以前“タカノツメ”の葉が落ちて茶色くなると甘い香りがすると聞いたことがあって、この香りに出会えるのも秋の山行の楽しみの1つである。すっかり葉を落としたカツラの大木の幹の太さにビックリ。巨石を削って道を作ったため岩が庇になっているのにまたビックリしながら川が合流している「みたらい橋」まで来ると、いよいよ絶景ポイント。大きな岩の間を縫って流れる水量豊かな「みたらい滝」が流れ落ち、底まで透けるエメラルドグリーンの水の美しさに感動!観音峯登山口までの間にも、巨石の間に小さな滝が見え隠れしている。ゴールの洞川温泉に13時30分到着。バスの時間までにはたっぷり時間があるので、温泉に入る人、散策をする人に分かれる。私はブラ歩きをすることにして町中へ行くと、大峯山に修行のため登る人の宿や胃腸薬の“陀羅尼助”を売る店が軒を連ね、大峯山の麓ならではのひなびた風情のある街並みだった。“名水とうふ”の看板が上がっている店の軒先でお豆腐を一丁食べた所、さすがに美味しい!
みたらい渓谷のダイナミックな岩と清流、最終章の黄葉を満喫できた一日でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前

ウェブサイトURL