２０２１年７月２５日（日）剱岳に行ってきました。北アルプス三大急登の一つ、早月尾根から本峰を目指します。立山杉やミヤマオダマキ、キヌガサソウ、サンカヨウ、ダイモンジソウなどたくさんの花で癒されながら、延々と続く急登を約４時間半登り、昼過ぎには早月小屋に到着。翌日の本番に向けて体力温存、体を休めました。アタック日、好天を期待しながら日の出前に出発、昨日に引き続き急登を登ります。どんどん高度を上げ、２８００ｍを過ぎたころ、辺りは岩稜帯に。慎重に雪渓やカニのハサミを通過し、とうとう憧れの剱岳山頂へ。写真でしか見たことのない祠、小説「点の記」で読んだ三角点、感無量です。残念ながらガスで山頂からの眺めはなかったけれど、時折見せる青空がとても近くに感じ、至福の時間を過ごしました。下山は、別山尾根ルートです。有名なカニのヨコバイ、一歩目も難なくクリアし、前劔、一服劔とアップダウンを繰り返し、劔沢小屋へ。ここからも本峰の姿はガスで見ることが出来なかったけれど、あの頂に立てた喜びと黒くほかの山とは違う岩肌の色に畏敬の念が湧いてきました。約１２時間近い試練の歩行でしたが、早月尾根と別山尾根の景色の違う尾根を歩けて大満足な山旅でした。Y.S
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