国定公園 京都大学 芦生研究林「芦生の森」 紅葉散策


2016年11月13日 国定公園 京都大学 芦生研究林「芦生の森」 紅葉散策

集合場所の京都駅八条口のアバンティ前観光バス乗場は大混雑。大勢のツアー客でごった返している中、我々の乗る貸し切りバスが見当たらず大変だったが、でも何とか見つかり全員スムーズに乗車後発車。
 R162号を北進して高雄を通り美山の「かやぶきの里」も通り過ぎて、尚おもどんどんと奥へ進みやっと目的地に着いた。
 今回の例会は、原生林の息吹を味わう「芦生の森」トロッコ軌道をゆっくりのんびりと紅葉トレッキング!Pは既にMCバスや数台の車で満車。入口で入林申請書と参加者名簿をBOXに投函してスタート。資料館を通り過ぎて、左手の高台に有る古めかしい建物の事務所を眺め乍ら、森林軌道上を歩き由良川に架けられた軌道橋を渡った。
 此の「森林軌道」は平成20年に「近代化産業遺産」に認定されて、又約4200haの広大な面積を有する此の「芦生の森」は今年3月に「京都丹波高原国定公園」に認定された。
 いよいよ此処から雰囲気が一転して森林に入った!と言う感じがしてきた。左眼下に清流由良川を見てレール上を歩き、対岸に最奥の家屋を見乍ら行くと、間も無く「廃村灰野」に着いた。
 大きな案内板が有り、又対岸の山肌は黄紅葉に染まり今がピークの様だ。此の辺りのトロッコレールは何箇所かポイントが有り、最盛期には林業が賑わっていたのだろうと思われる。今は軌道上に何箇所も土砂が積み重なり、又軌道橋も壊れている所も有る。危なかしく滑りそうな軌道橋を渡り、尚おも奥へと進むと、赤崎谷出合では完全に軌道橋は崩壊
している。迂回路として谷へ降りて飛び石で対岸へ渡り元の軌道へ戻った。暫く行くと大きな広場が有る「小ヨモギ作業所跡」に着い着いた。
 イチョウの大木が有り、地面は金色に輝く絨毯の様だ。其の側にはメタセコイアの大木も有る。レールを挟んで向かい側は紅葉林の広場だ。此処で昼食タイム。
 予定では此の先の刑部谷出合手前(通行禁止)迄行けるが、時間の都合で引き返す事にした。往路を戻りPへ着き、途中に有る「美山ふるさと館・河鹿荘」で入湯後帰路に就いた。高雄を過ぎる頃から市内に近付くに連れて大渋滞で、予定より30分遅れて八条口へ着き解散とした。      
(拙い一句ですが——-)
  金色に 輝く軌道 イチョウの葉
  秋空に 山肌紅く 芦生の森
  山肌が 深紅に染まる 芦生の森
                K
  廃線を 埋めし黄葉 芦生の森
  廃村に 石垣の苔 秋時雨
                K


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