裏剱縦走


2019年10月5日(土)~7日(月) 裏剱縦走

1日目 室堂〜別山乗越〜剣沢〜真砂沢泊
2日目 真砂沢〜仙人池〜仙人ダム〜阿曽原温泉泊
3日目 阿曽原温泉〜欅平

1日目、美女平から室堂へ向かうバスの中、途中からガスが取れ青空が広がる。台風明けで悪天覚悟で出発したので青空と紅葉に皆テンション上がる。
今回は全員が夏合宿で別山尾根、源次郎尾根より剱岳登頂したメンバー。また帰って来た気分。だが季節が移り変わり、剣沢から先の道は雪渓も解け沢の右岸のトラバース、秋道を歩く事になる。持参したアイゼンは不要。雪渓歩きならもう少し楽な道のりだったのに、濡れていやらしいスラブを重いザックで通過したり、バランスを崩しそうな悪路が続く。

2日目、朝から雨予報だが、テント撤収まで降られず安堵。行動中、強雨はなかったけど、ほとんどの時間帯しとしと降り続いた。昨日に続き二俣までは沢沿い、そこから仙人新道の急登。樹林から視界が開けた時、三ノ窓雪渓の氷河が見えた。はるばるここまで来ないと見れない景色!!足元に咲くタテヤマリンドウに癒されながら仙人ヒュッテに到着。ヒュッテ前の仙人池は想像してたより小さくかわいい池だった。ガスがかかっていて期待していた逆さ裏剱は心の眼で…。ここから先は仙人ダムまで劇下りだ。所々危険箇所にロープなど整備されているが、根っこ、大きな段差、泥、重荷で疲れも出てきたが気が抜けない。ダムから旧日電歩道を歩く。真っ暗なトンネルをヘッドランプで歩く。途中に見つけたレールの上の小さなトロッコはまるで映画、インディジョーンズのようでワクワクする。そこから約1時間で阿曽原温泉に到着、食後に温泉で2日間の疲れと汗を流した。

3日目、昨日と打って変わって快晴。
いきなりの急登から始まるが、登ってしまえばあとは水平。しかし、左手は岩壁、右手は切れ落ちた崖。半トンネル状の道が延々と続くので、頭上の低い箇所、道幅の狭い箇所は注意して歩く。が同じような景色が延々と続くので時々退屈になる。今日の癒しは足元に咲く大文字草。トロッコ列車の汽笛、駅のアナウンスも聞こえてきた。あと少し、頑張ろう!最後の劇下り、3日間歩き続け、あと少しの所で心がポキンと折れる(←私!)場面もあったが、心強い先輩方に支えられ、必死の思いで欅平にゴール出来た事は、感動、達成感、そして素晴らしい経験を得られた。チームに感謝!!(Y・K)

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