山陰線沿いの山25 千歳山~鎌ヶ岳


2017年4月23日 山陰線沿いの山25 千歳山~鎌ヶ岳

快晴だが風は冷たい。JR八木駅前からバスに乗り神吉小学校前で降りた。村道の分岐まで引き返して、民家の間にある登山口に着いた。幅広の道がジグザグ登っている。登るにつれ、熱くなって衣服調節の休みをとる。
枯葉落葉を踏んで見通しの利くヒノキ林を抜けると、神留寺から上がってきた本道と合流した。平坦なヒノキや松の林の道は森林浴が楽しめる。頂上につながる尾根道に三角点があった。三等三角点千歳山 (標高622.1m点名神吉)。さらに高いその先(標高627m)に古い金網で囲まれたNTTの無線中継所の跡がある。
ここでコンパスを北東方向の324にセットして、藪に分け入った。ちょっと迷いがあって、左に振ったようだ。これを修正するのが大変。急斜面をトラバースする。足下に林道のようなものが見えた。それを辿って順調に進んだが、倒木が多くなり、道もかすかになった。足元のずっと下に車道が見えた。それを目標に急坂を立木に捕まりながら、苦闘を繰り返したが、全員無事に国道477に下りた。
 対岸に渡るために細野川の支流を渡らなければならない。急坂を谷底まで下りて渡渉した。府道363号線に這い上がって、本日の最大の難関を通過した。
 車道を北に歩いて京都と南丹市の市境尾根の北端に達した。登山道には小さなスミレが咲いている。次第に尾根から離れるような気がして、戻ってきて、尾根筋めがけて斜面を登る。林道に出て昼食になった。
ここから尾根を追っていく。幅広の尾根が続いたが、いよいよ藪に入る。細い木が密集した雑木林の間を分けながら、尾根筋を外さないように進む。
前方下に林道が現れた。日当たりの良い林道の土手にミツバツツジの花が咲いている。しばらくは平坦な林道を行くが、急に左へカーブし始めところで、古道の峠のような所から、尾根を目指して登る。ピークを迂回するように続く道は平坦だが、細く、また倒木も多い。ピークを回りこんだ所から平坦な林に入っていく。T字に交差する道に出てその左側が鎌ヶ岳である。展望は無く、三角点もない。木々に付けられた山名板がいくつか見つかった。
今度は南へ、星峠を目指して急坂を降りていく。迷い易い松林の平地に出た。探し回ってやっと三角点を見つけた。四等三角点(点名星峠 標高628m)。また急坂になって、さらに下りると林道に出た。星峠には休憩所の跡と国友銃砲火薬店の道路改修記念の石碑がある。急坂の林道を西へ下りると、阿祇園寺(あぎおんじ)に着いた。高野山真言宗の寺で山名は氷室山、境内の八重桜は今が満開。国道477号線に下りて、少し東へ歩けば、千歳川に架かるどんどん橋がある。長らくバスを待った。快晴の空に地蔵山がどっしりと構えている。   Mr. Mashi Tuba


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