三郎ヶ岳(北舎峠へ)


2017年4月8日 三郎ヶ岳(北舎峠へ)

このたび発行の「京都府の山」37番、三郎ヶ岳はMs. Tsu Miwa 担当分ですが、果たしてこの記述でよかったのか、皆様に検証してもらいました。うれしいことにある方はそのページをカラーコピーして持参され、一字一句読み上げ、Mr. Matsu Yoshi さんからは現在地の確認など、読図を教わり、本と照らし合わせ歩を進めました。
曇天でパラグライダー基地からの大展望は望めなかったものの、麓の平の沢池の桜は満開近しでした。早速に松本さんから記録をいただきまして、こんな風に毎回きちっと読図山行の記録を作成しておられることに感心しました。一部省略して転載いたします。もう少しで80歳のMr. Matsu Yoshi さん、永年のスキー仲間でもあります。

【「京都府の山」から転載】
最近気候の温度変化が激しく3月、春分の日に冬支度で読図山行きしたが、今日は夏の服装に衣替えして出発だ。天候は、大崩れはしないだろうと思うが久しぶりのカッパの出番となる。今日はMs. Tsu Miwa さん他4名で丁度よい人数で集合場所は三郎ヶ岳への取り付き点に近いバス停「小口」だ。(JR亀岡駅前、川東コース8:47発) ※3月時間改正8:54発に
 登山口はバス停より南に少し行くと、三差路の先に、これから登る山域より流れ出している小さい谷の右岸沿いの林道を東に入る。少し行くと林道は谷筋から離れ北東の方角に伸びている。間もなく小刻みに刻まれた急な登りにさしかかる。踏み跡は確りしていて、大きく右にトラバースすると尾根心に乗りその先に谷が見え、急な登りがしばらく続くがやがて左からの尾根と合流して緩やかな斜面となりルンルン気分の登りとなる。三郎ヶ岳から南に派生している縦走尾根に乗る。小休止後、縦走路を北にとり小さいアップダウンを繰り返し最後の急な70m程登り返すと、その先に三等三角点が目に飛び込んでくる。三郎ヶ岳山頂である。三角点を確認しグライダーの基地を見学し三角点に戻り、これから北舎峠までの尾根筋、アップダウンを繰り返しながら南に向かって下り行くと地蔵山が大きく東の方角に悠然と南北に横たわっているのが見える。時折タムシバが雑木林の山肌に白い花が目立ち美しい。桜はまだ早いようでした。本日のコースで現在地が分かりにくい510の小P-Pに来る。少し下った付近より大きく尾根が南から東に落ちて行くので、これに誘われないように南南西の方角にコンパスを向けて下ると、急に赤・黄色のテープが多く付けられテープに誘導されながら急斜面を30mほど下り、少し繰り返し南北に派生している尾根に乗り換え、アップダウンを繰り返し下ると、やがて深く削れた峠に着く。この峠が北舎峠かなと思うが、看板もなく地蔵さんを見学に行く。左に下り行くと平らな三差路にくる。この開けた場所の中心に、屋根が青い苔に一面覆われ石室があり歴史の深さを感じる。ここに北舎峠と書かれた木札がぶら下げられていた。中をのぞくと5,6十センチ位の石
仏が安置されていた。昔の人たちは、この場所が人との大切な交流の場でいろいろな出来事が繰り返された場所であろうと想像しながら後にする。先ほど下った峠を横断し集落側、西に下る谷に沿って行くと林道に出る。水の流れていないダムの左岸沿いのよく踏まれた傍道を下ると、山の斜面に建てられている多くの家の石垣が、素晴らしい落ち着いた雰囲気の集落にでる。極楽寺を右に見ながら下るとバス道に出て小口のバス停にて本日の山行きが終わる。
 またの機会に、先ほど下った峠から石仏を再度訪れて、その辺の尾根に上がり一周して峠に戻り尾根伝いに南下して千歳国分寺付近に流れている七谷川に下りたいと思います。
                                                                                   Ms. Tsu Miwa


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